このところ、「自己増殖していく資本主義とは?」
「高度経済社会に過剰適応していく人間とは?」
というテーマの対談記事を週に2本も3本もやっていて、
シュンペーターの
「資本主義は経済的成功ゆえに文化的に崩壊する」
という意味の言葉がずっしり重くのしかかってくるのを
ひしひしと感じつづけている。
経済って、数式や数値上の効率じゃなくて、
もっと哲学や、その国の歴史観を持って語らなきゃ
いけないんものなんじゃないの、って。
毎回はげしく勉強になっているんだけど、
一方で絶望感でいっぱいになったりもするよね。
そして、Apple社に忖度したドワンゴの検閲や、
「ナパーム弾の少女」の児童ポルノ判定、
Facebookでドラクロワの「民衆を導く自由の女神」が
ポルノ画判定されるなどトンデモニュースが相次ぐので、
アメリカの経営学の教授が書いた本を読みはじめたら、
すでに世界は、「GAFA」に支配されて創り変えられて
しまってる、と。
GAFAってのは、Google、Apple、facebook、amazonの
4大ネット起業のことで、私が読んでいる本のなかでは
「四騎士」と表現されているんだけど。
四騎士ってのは、ヨハネの黙示録のなかに書かれている
7つの封印のうち、4つの封印が解かれて現れる4人で、
地上の4分の1を支配し、剣と飢餓と死と獣によって、
「地上の人間を殺す権威」を与えられている存在だ。
もう国家もくそもない、ネット企業が「神」状態。
「グローバル!」「アップル万歳!」と調子に乗せられて
きてしまった末が・・・だよね…。
現代の四騎士GAFAは、
人間の「脳」と「心」と「性器」を狙い撃ちすることで
肥え太っているんだそうだよ。
現代人はGAFAの提供サービスに本能すら明け渡した、と。
読むんじゃなかったと思いながら、最後まで読んで、
またそのうちにライジングに還元しますよね。これは。